「あぁ、もうすぐだもんな。花は何が欲しいんだ?」 しゃがみ込んだ想がぽんと優しく花の頭を撫でた。 それにくすぐったそうに嬉しく笑う花。 「んとね~。花はくまさん!!」 「くまさんがいいのか?」 ちらっとあたしを見る。 「花はくまさんがいいって、さっきおばあちゃんにも言ってたでしょ? パパからは違うものを貰ったら?」 「いやぁ!花は、くまさんがいいのぉ!」 「でも花..」 「まぁいいじゃんか、な、花」 「パパすきぃ~!!」 ったくこの二人は。 何か息が合うのよね。