「荒川さん、良かったね」 「あぁ、あの時はどうなるかと思ったけどな」 「それでもちゃんと卒業出来たじゃない、田山君」 「そうだな」 全てが終わって みんなが帰った後。 あたしと想は理事長に最後の挨拶をして学校を出た。 無事に卒業出来た事を本当に喜んでくれて、 改めてこの学校を卒業出来て本当に良かったと思った。 「なぁ知ってるか?俺達卒業したんだぞ」 「知ってるよ、ちゃんと卒業証書持ってるじゃない」 「それじゃあこんな事も出来るんだぜ」 そう言うと 「ぱぱ!まま!」