まるで、あたし自身を見ているみたいだ
「荒川さん、そんな勝手に決めてもいいの?」
「いいの。罰があたったのよ」
いつの間にか公園に来ていて、お母さんは飲み物を買いに自販機へと向かった。
もう夕方だというのに、日差しが明るくて日の長さを感じる。
罰ってどういう事なんだろう、と
不思議に思うあたしの心を読んだのか、荒川さんは続けた。
「妊娠してるかも、と分かった時、本当にどうしたらいいか分からなかった。私はまだ18だし、勿論田山もそう。目の前が真っ暗になったわ。だけどそんな時に私はある人を知ったの」
「それが、想」
そう答えると、荒川さんは笑い出した。
「だって、成績優秀で編入してきたのよ、おまけに顔だって文句ない。だから彼に父親になってもらおうとしたのよ」


