なんていい人、なんだろう。 にこにこしてて大らかで、優しくて。 理事長って事はお金持ちなんだろうけれど、ちっとも変な感じがしなくて。 気さくで、温かい人だ。 「さて、と」 一言呟いて腕時計を見つめる理事長先生。 これから何かあるのかな、そう思っているとコンコンっとドアのノックの音が聞こえた。 「どうぞ」 と同時にドアが開いて一人の女の子が入って来た。 「おはようございます、理事長」