ちらりと横を見ると想は首を横に振った。
どうやら結婚してる事まではバレていないみたい。
「突然だった。他に好きな人が出来た、と。だから別れて欲しいと」
「もしかして田山君をあたし達を助けてくれたのって..」
「俺も懲りないよな、そんな事言われてまでもまだあいつに執着してるなんて」
そっか
そういう事だったんだ。
「ごめん」
突然田山君が頭を下げてきた。
「どうしてお前が謝るんだよ」
想の質問にあたしも頷く。
すると、田山君が小さく笑って答えた。
「今でもあいつの事が好きだから、だろうな」
メニュー