花を起こさないように起き上がると想が大きく息を吐いた。
「茶封筒に入っていたんだ、その使うはずの金が」
「でも荒川さんは使ったっていう言葉に否定しなかったよね」
「理由は俺には分からない、ただあいつはもしかしたら使う事に少しためらってるのかもな」
ためらってる?
「..それってどうしても必要なお金なのかな」
「すぐに使わなきゃいけない、でも誰にも言えないから学校の金に手を出そうとしたんじゃないのか」
「そう、なんだ」
いつも勝ち誇った感じで
少し苦手なんだけれども
だけど最後のあの顔を見たら気になってしまって..
「どうせたいした用じゃないだろ、お前が気にしてどうすんだよ」
「うん」


