「あぁ、分かった。そっちに来たら連絡してくれ」
ピッと携帯を切って次の場所へと連絡する。
「青山だ、お疲れ。そっちはどうだ?…あぁこっちは順調だ、ところで」
想が誰に電話をかけてるのか気になりながらも窓の外から花がいないか捜してみる。
花、大丈夫かな
一人で泣いてないかな。
頭の中ではどんどん嫌な方向に妄想が膨らんでいき。
誘拐されたら、とか、何処かに閉じ込められたら、とか
そんな事まで考えてしまう。
「分かった、連絡をくれ」
想が電話を終えてあたしの方に来る。
「迷子担当と、校内巡回担当に連絡をしといた。とりあえず俺たちも探すぞ」
「そ、う。もしも花が、花が」
いなくなったりしたら、
そう繋げられないのは口にするのが怖いからだ。
「お前が一番しっかりしないとダメだろ」


