誰もいないはずの場所に、 声が聞こえて、振り返るとーーすぐさま後悔が押し寄せてきた。 「そう残念がるなよ」 「お前、メイに近づくのも大概にしろよ」 「それはイトコとして言ってるのか?それとも一人の男として言ってるのか?」 「お前には関係ねぇだろ」 くそ、メイにコイツに迂闊に近づかないように釘刺すの忘れてたな 「あいつのパソコンは見れたか?」