想とちゃんと話をしたいのに、ちっとも出来る機会もなくて。
あれから想は家に戻っても早く出て行ったり、帰ってくるのも遅かったりで
ちっとも会話がない。
だから当然あのことについても話せなくて。
「とか言ってる間に学校祭、来ちゃったし」
校門に大きな看板が立っていて。その周りには沢山の花で覆い尽くされている。
学校祭が終わったら次は体育祭、それが終わったら受験シーズン。
忙しすぎる中で、あたし達、ちゃんと仲直りできるのかな。
花もそろそろ限界で“パパに会いたい~”って泣いて過ごすことも多くなった。
小さいながらも、やっぱり家族ってとても大事なものだということを分かってるような気がする。
「って、全部あたしのせいなんだけどさ~」


