すっと離すと田山は制服の乱れを直した。 「これ以上あいつに関わるな」 「それはお前の願いか?」 田山はふっと笑って俺を見る。 どこまでも胸糞悪いんだ、この男は。 もう返す言葉も見つからず、踵を返すと 「いいことを教えてやるよ」 そう言って再び俺の足をとめた。 「いいこと..?」 「あいつを救いたいんだろう?」 初めて田山の本性が見えたような気がした。