「田山君..」 「あいつが、青山想が好きなんだろう?」 「そんなの、どうして答えなくちゃいけないんですか?」 「答えなければ分からないだろう?お前が何に悩んでいるのか」 俯いてしまう。 どうしよう、このまま素直に答えてしまってもいいのかな。 「ち、違いますから!!」 わざと視線を逸らして屋上を出ようとした時だった。 「安心しろ、俺は誰にも言ったりしない」