「さっどういうことか証言してください。」









愛美は相変わらずキレてる。











そして向日葵が語りかけた。









「私、見たんだ。えりちゃんが、書かされてるところ。だけどここで止めたら……と思って、やめました。」












クラスからの視線の他、一組、三組からの視線が集まる。












廊下が騒がしい。











「ふん。」











そういって愛美は拗ねた。










「………」











アタシは黙りこんだ。












「真由……言ってたよね。書いてって。なのにどうして?!」











真由はどっかに消えていった。











裏切られた感情。口論で勝ってホッとしてる感じが混じって変になってる。











「ひどいょ………皆で……………」












鉄平が駆け寄ってきた。












「あれって口論……??」












「みたいだね。」











向日葵が私の背中をさすりながら言う。











「そっか。」












鉄平はそのまま男子の集まりへ消えていった。