ちらっとみえたその女は、白波高の制服を着ていた。

「おい、そこ白波高だろ・・?」

「だったらなに!」

俺はとっさにそいつの腕をつかみ、抱き上げ女の自転車の後ろに乗せ
自転車に乗った。

「俺の服つかんでろよ。学校までよろしく」

その後、ぶつぶつつぶやいてたけど学校まで自転車をこいだ。

そういやこいつの名前きいてねえ・・・
まあ後でいっか。

「お前、クラスどこよ。俺2-B」

「あ、あたしも2-B・・・」

「おーよろしく」

これから先、あんなことになるなんて一度も思わずに―・・・。