深海メランコリア




「しょうがないなぁ…。」





何回か押し問答をくり返した後、

やっと新が折れた。




「ちょっと行ってくるよ」




そう言うと近づいていって

簡単に人ごみの中に入っていった。



…背高いって便利だよね。








「すみません。ご注文をお伺いします」




なんかスマートだよなぁ。


こうやって見ると
結構、かっこいいかも。




「君、誰?」




いきなりそれですか!?




「アルバイトの坂巻と申します。」




…わお、敬語だ!




「ゆきちゃんは?」



「彼女はただ今、手がこんでおりまして。」






やっぱりアイツだったんだ…。


ていうかなんで??



私、ここでバイトしてるって
教えてないよね?