平田、やっぱり人の子だったんだね…。 きっと良いことあるよ。 ていうか感動しすぎて ちょっと疲れたんだけど…! 「成田さん、大丈夫?」 「へっ…??」 平田の去っていく背中を 眩しいような気持ちでみていると、 夏目くんが時計を指して何か言っている。 「…え。」 言われるまま夏目くんの腕時計を覗きこむと、 午後5時47分。 「バイト、何時からだっけ?」 「………!!!!!!」 絶望的だった。