深海メランコリア





「うわっ!?…何してんのよ!!」



「ゆきちゃんをお迎えにあがりましたー」






ふざけた調子でほほえむヤツの顔は

夕日に照らされて天使みたいに綺麗だった。






「……っ!?」






…ような気がしただけで、

ただ単に光の反射で
茶髪が光ってるだけだった!!