時を越えて

「きゃー!」

「イケメン!かっこよすぎ!」


「彼女いるかな」


「あれはいるよ」


「お前ら少し黙れ
風間がしゃべれないだろ
よし、風間自己紹介を頼む」


「風間凌平、宜しく」


「じゃ、風間は窓際の一番後ろな」


「城山頼んだぞ」


いっちゃんがそう言うと風間君は私を見て一瞬驚いた顔をしていたけどすぐにクールな顔に戻った。



「昨日のぶりだな
宜しく、城山さん」


「う、うん
てか昨日は本当にすみません!」


「全然大丈夫だから
俺もいいもん見せてもらったし」


いいもん?


「あ「じゃ授業始めるぞ」


聞けなかった…。

授業終わって聞けばいいか。

……


授業も終わりさっきのことを聞こうと思ったけどすでに風間くんの周りに女子が集まっていた。