時を越えて

〜凌平side〜



鬼水が現れ海が気を失ったのが見えた。


「海ー!!」



俺の声は聞こえることはなかった。



「貴様!海に何をした!!」



「ちょっと寝てもらっただけだよ
じゃあ琥珀はもらって行くね」



鬼水は琥珀を担ぎ姿を消した。



「っ…」


俺は女一人守ることができないのか!


そんな自分に怒りしかでない。



「女とられて残念だったな
あいつも、飛鳥もそうだったな」


ケラケラ笑う風鬼。




「黙れ…」



「ほぉ、俺とまだやるか
そのやられようでよくやるな」


その言葉で俺な中で何かがちぎれた。



「黙れって言ってんだよ!」



一瞬の事だった。