時を越えて

「私いつの間に家に帰ったんだろ?」



一生懸命記憶を思い出すけど思い出せない。



私どうやって帰って来たんだろ。




「おっ、目が覚めたな」



「えっ!?」

部屋に入って来たのは風間君だった。


「風間君!?
何でこの部屋にいるの?」



「何でってここ俺の部屋だから
てかここ俺の家だし」



「俺の家?」


私は辺りを見渡して自分の部屋じゃない事に気づいた。



「あの、何で私が風間君の家に?」



「城山さん覚えてないの?」


「何を?」


「鬼に襲われたこと」



そうだ!
鬼に襲われたんだ。