時を越えて

鬼は雷により姿を消した。


「大丈夫か城山さん?
いや琥珀?」


この声は風間君…?



「おい聞いてるか?」


私は怖さのあまりそこで意識を手離した。



……



"やられたようじゃな"


貴方はこの前の!



"そうじゃ"



ねぇ教えて?
何で私が襲われたの?
あの鬼は血とか言っていたけど私には全然分からない。



"それは飛鳥様に聞きなされ"



飛鳥様?
それって誰?



"海様の…"




えっ?
聞こえないよ。


"海様の……"



「うぅ…」

大事なところで消えちゃったよ。