時を越えて

よし!
ここまでこれば電灯もいっぱいあるし少しは安全かな?



ドン!ドン!


えっ!?

「見つけたぞ、琥珀」



そこに立っていたのは体のでかい鬼のような妖怪だった。



私はあまりの怖さに声すらも出すことができなかった。



「私にお前の血をよこせ」



血!?



「いや!」



考えていると鬼が近づいて来た。




「いや、やめて!近づかないで!
だ、誰か助けて!」



どんどん近づいて来る鬼に私は後ずさりをする。



「無駄だ
この空間には俺とお前しかいない
さぁ私に血をよこせ」


私こんなところで死んじゃうの!?



助けて!誰か!


その時鬼をめがけて雷がおちた。