そこで教室は
泰祈とあたしの二人きりになった。

外からは
部活をやってるみんなの
叫びと

帰宅中の笑い声が聞こえる

泰祈は無言でエナメルに
荷物をつめている


五分後
荷物をつめおわって
スパイスを手にして
ドアに向かって歩いていった。


あたしは
勉強をしているふり
をしていた。



「じゃあな、楓祈!」

ビクッ!!