『…メッセージをどうぞ。』

「星ちゃん?…七だけど、電話…出てよ。
ごめんね?私、もう怒ってないからね?」

私には彦星様がいる。
彦坂 星志(ひこさか せいじ)。
今日の私の誕生日を
祝ってくれる予定だったのだが、
どうしても大事な用事があるっていうから
ケンカになって、この現状…

「星ちゃん…」

星ちゃんとは、同じクラスになってから
知り合い、向こうから付き合おうと
言ってくれた。