咲「唯、バイバイ」


唯『バイバイ』


私と唯は、公園の前で別れた。


はあ。


帰ろう。


ん?


向こうから、人が来る?


カップルかな?


そしたら、女の声が聞こえた。


女「空雅~まだ、遊ぼうよ~♪」


空雅?


もしかして・・・


空「わかった。どこに行きたい?」


やっぱり・・・


私の彼氏の山下空雅だ。
すごく、女たらし。


女「空雅の家~♪」


空「わかった。行こうか」


えっ・・・


家?


私が家行きたいって言ったら、無理って言ったのに・・・


最低・・・


あーあ。


また、浮気現場見ちゃった・・・


私は、涙を堪えながら空雅達の横を通った。


トコトコ


ダッ


私は、ダッシュで家まで走った。


ガチャ


バタン


ドタドタ


ガチャ


バタン


唯『うっ・・・ふぇ・・・グスッ』


コンコン


母「唯?どうしたの?」


お母さん?


ヤバイ!!


泣いてるのばれたくない!!


唯『・・・何?』


私は、涙声って事をばれないように頑張った。


母「なんかあった?」


ドキッ


唯『ううん。何もなかったよ』


母「そう。なら、いいけど・・・」


お母さんが下に降りて行った。


お母さん、ごめん。


今は、明るく振る舞う気がしない・・・


もう、寝よう!


私は、そのまま寝た。