あいつは、多分裏庭にいるから裏庭に行こう。


トコトコ


ここか・・・


あっ。


いた。


裏庭には、確かに空雅がいた。


唯『ねぇ』


ビクッ


空雅がこっちを向いた。


空「何?」


いつもと一緒で素っ気ないね・・・


まぁ。


いいけど・・・


唯『・・・私と別れて』


空「えっ!?」


空雅の目が見開いている。


なんで、そんなに驚く訳?


唯『もう、好きじゃない。疲れた』


好きじゃないは、嘘。


疲れたは、本当。


空雅の為に泣くの疲れた。


空「・・・わかった」


やっぱり、私の事好きじゃなかったんだね・・・


今までありがとう。


私は、空雅に背を向けて歩いた。


そして、教室に鞄を取りに行った。


みんな、ありがとう。


そして、さよなら。