ガラッ


先生がきた。


先「おーい。席につけ!堺から報告がある。堺出てこい!」


はい?


私が言うの?


先生が言うんじゃないの?


しかも・・・


前に出てこいって・・・


前とか、注目されるし・・・


嫌だけど、仕方ないか・・・


トコトコ


先「境、あの事を・・・」


唯『はい。私は、明日転校します』


ザワザワ


先「静かに!」


シーン


先生ナイス!!


唯『今日までいますが、明日からは新しい学校にいくので今日でお別れです。今までありがとうございました!』


ク女「どこの学校に転校するの!?」


あれ?


どこだっけ?


忘れた・・・


唯『わかりません。どこに転校するかはお母さんが決めているので』


ク「じゃあさ、なんで転校するの?」


婚約者の事いっていいかな?


まぁ。


言おう!


唯『・・内緒です☆』


シーン


皆、文句言ってるけどしらなーい!


ガタッ


誰?


席を立った人…?


トコトコ


見たら、咲ちゃんだった。


ピタッ


咲「ちょっと来て!」


グイッ


唯『ちょっ』


ガラッ


バタン


もう、どこに連れて行くつもり?


咲「唯」


名前を呼ばれたから見たら、いつの間にか屋上に来ていたみたい。


唯『何?』


咲「なんで、転校の事言ってくれなかったの?」


はぁ。


理由言わないといけないの?


あっ。


お母さんに転校する前になかいい子と縁切れって言われたんだよね・・・


この言葉言いたくなかったけど・・・


仕方ない。


唯『関係なかったから』


咲「えっ!?」


唯『だって、別に言わなくてもいいでしょう?』


私・・・


最悪な事言ってるね・・・


咲「な、んで?」


唯『私が転校しようが死のうがあんたには・・・関係ない』


ツツー


咲ちゃんが泣いてる。


ごめんね・・・


今までありがとう。


唯『じゃあね』


私は、屋上を出た。


屋上を出る時、咲ちゃんの泣き声が聞こえた。


さてと・・・


次は、空雅か・・・