はぁ。
今日で空雅と最後だ・・・
やっぱり、忘れるのは無理だけど・・・
いつか、きっぱりと忘れよう!
そして、私には婚約者がいる。
その人と結婚しないといけない。
だから、結局空雅と付き合い続けても意味ない・・・
なら、別れる方がいい。
結「ん・・・ねえちゃん?」
あっ。
起こしちゃった?
唯『おはよう』
結「おはよう」
コンコン
母「唯?ちょっと、下に降りてきて」
唯『わかった』
私は、制服に着替えた。
ガチャ
結「ねえちゃん・・・」
下に降りようとドアを開けたら、結斗に呼ばれた。
唯『何?』
結「ううん。何も・・・」
唯『そう。私は、下に降りるから・・・結斗も着替えたら降りてくるのよ』
結「うん・・・」
トコトコ
私は、リビングに行った。
スゥ
ハァ
よし。
行こう!
ガチャ
リビングには、私の婚約者の中山猛がいた。
猛「唯ちゃん。お久しぶり♪」
唯『久しぶり』
私は、顔をお母さんに向けた。
あっ。
確か、婚約者がいる時はお母様だったね!
唯『お母様、用事とはなんでしょうか?』
母「えっとね・・・転校してほしいの」
転校!?
やだなー。
でも、お母さんの言う事を聞かないとね!!
唯『わかりました。どこの学校でございますか?』
母「猛君と一緒の高校よ」
猛と?
なんで?
唯『なんで、猛と一緒なんですか?』
あー。
お母さんに敬語使うのめんどくさい!
母「猛君に言い寄ってくる子がいるの。だからね」
だからねって・・・