「なあ、ケイシィ、反対順路から周って先生と鉢合わせしたら、先生はどんな顔をすると思う?」 トゥークの提案に、ケイシィがニヤリと笑い、 「面白そうだな。試してみようぜ」 小声で参道する。 「あら、二人で何の相談?」 アリシアが、ケイシィとトゥークの間から顔を覗かせて。 「面白いことするのなら、私たちも行くわ」リリーが言った。「だって私たち、友達でしょ?」 トゥークは、頷いて、 「絶対に、音をたてるなよ」 そう警告した。