俺とおじさんは、怪物の方へと転がっていった。 触手が、伸びてくる。 体が、締め付けられた。 苦しい。 バラーが、怪物の口に消えた。 怖い。 けど、触手に捕まった今、俺に逃げる道なんて存在しない。 ただ、喰われるのを待つだけ…。 おじさんが、消えた。 次は、俺の番。 顔を上げると、怪物の口が目の前に迫っていた。