少し長くなったがそういうわけで、黒川。
俺はこの旅で最高の彼女と、これまた最高の
一大生命哲学に出くわした。後はご存知、

大学に復学し2年間で3年分の単位を修得し、
入学9年目にして無事卒業。就職した。

その間1年間かけて法華経の研究をしてその
実践団体に入会した。ものすごい勢いでこの会
は伸びている。インド交流にも参加してみた。

国連と同じ186カ国にこの会のメンバーがいて、
その大半が法人登録されて自らも努力しひとにも
すすめ、各国で優良団体としてどんどんメンバー

が増加している。しかも若いメンバーが。
真実だからこそこうして世界に、人種、民族、地域
を越えてどんどん広がってるんだと思う。

21世紀、真の人間開放や世界平和の達成。環境問題、
人口問題。食糧危機。核廃絶。ありとあらゆる難問を
現実に解決していくためには、人間自立のための

一大生命哲学と持続可能なその実践とが絶対に不可欠だ。

そういうわけで。黒川!

俺の第三の人生は中国に決めた。全くの手付かずで
中国が俺を待っている。この4年間は毎年12月に
船で上海に上陸している。一段落したら拠点を

どこかに定めたい。日本語、英語、中国語を取り混ぜて
一生懸命、中国の山奥で、質素な農民の子ども達や老人、
青年に、法華経の実践法を説いている俺の姿、それが夢だ。

もうすぐ現実にそうなる。だから今がもう
第3幕のスタートなのだ!
そしてその地が、多分、俺の死に場所でもある。

                       ー完ー