「妹に、見覚えありませんか?」
よくよく見た。
固まった。
いや、震えていたかもしれない。
「知っているんですね」
紺野の声が間近で聞こえた。
「妹は、2年ほど前から行方不明になっています。最後にスーパーで見たという目撃情報がありましたが、それからは、何も情報がありません。香月さん、知っていたら、教えて下さい」
恐ろしくて顔が上げられない。無意識に、左手を口元に当てていた。
「どこで見たんですか? いつですか!?」
紺野は肩に手をかけ、揺すってくる。
「……」
あのアパートで見た女……そう、年は私よりも若く見えた。巽の新しい彼女と間違えた女で、……なんだったか、政治家の婚約者になったのではなかったか?
「何でもいいんです、話してください!!」
坂上のカナきり声が響いた。
「……しっ……知りません!」
どうにか声が出せた。
「知ってるでしょう!?」
坂上は香月の声を上回る大きな声を出した。
「どうして私が知ってるんですか!? こんな人……知るはずありません! そう、もしかしたら、お客さんで接客はしたかもしれません、けど、したかもしれないし、してないかもしれない。私は一時理美容をよく担当していました。いや、担当というか、女だから女性の接客をよくしました。だから、その中にいたかもしれません」
「いつごろですか?」
紺野が追及する。
よくよく見た。
固まった。
いや、震えていたかもしれない。
「知っているんですね」
紺野の声が間近で聞こえた。
「妹は、2年ほど前から行方不明になっています。最後にスーパーで見たという目撃情報がありましたが、それからは、何も情報がありません。香月さん、知っていたら、教えて下さい」
恐ろしくて顔が上げられない。無意識に、左手を口元に当てていた。
「どこで見たんですか? いつですか!?」
紺野は肩に手をかけ、揺すってくる。
「……」
あのアパートで見た女……そう、年は私よりも若く見えた。巽の新しい彼女と間違えた女で、……なんだったか、政治家の婚約者になったのではなかったか?
「何でもいいんです、話してください!!」
坂上のカナきり声が響いた。
「……しっ……知りません!」
どうにか声が出せた。
「知ってるでしょう!?」
坂上は香月の声を上回る大きな声を出した。
「どうして私が知ってるんですか!? こんな人……知るはずありません! そう、もしかしたら、お客さんで接客はしたかもしれません、けど、したかもしれないし、してないかもしれない。私は一時理美容をよく担当していました。いや、担当というか、女だから女性の接客をよくしました。だから、その中にいたかもしれません」
「いつごろですか?」
紺野が追及する。

