真央は慌てて晋平から少し離れ手をぶんぶんと振った。。


「いらない、そんなの賄賂みたいだよ。」


「えー?そうかぁ?じゃあ、飴やるよ。」

晋平はポケットから飴を取出し、真央の手に握らせた。


「ブッ!フフ…ありがとう。貰っとく。野瀬君、吸ってないって、ちゃんと否定しないと駄目だよ。」

真央は笑顔で飴を受け取った。


「なんで吸ってないって思う?」

晋平がヘラヘラと笑って真央を見る。

「ん? 臭いしないし。あっと…もう行くね。」


ニッコリと笑って離れて行った。
俺の方をちらっと見て、可愛い笑顔を向け小さく手を振った。


後を追いかけたくなるのを抑え、ぼんやりしている晋平に蹴りを入れた。