両想い片想い



「ひなの、次はここだねっ!!」



急に莉仔がこちらを振り返って、満面の笑みで指さす方向...


そこは世にも恐ろしいお化け屋敷だった。




「あ、あれ?
莉仔さん、お化け屋敷はとばすんじゃ...」

「何言ってるの?
時計回りで全部乗るって言ったよ??」

「いや、でも、お化け屋敷は楽しくないと...」

「全部ったら全部です!
.....もしかしてひなの怖いの??」


はい、私、綾瀬ひなのは、お化け屋敷が

大、大、大、大、大っ嫌いです!!


ほんとに無理!

お化け屋敷なんか入った日には、再起不能になるよぉ。



なのに私ったら


「べ、別に!?
全然怖くなんかないしっ!!」




なーんて意地張って言ってしまったもんだから莉仔に


「んじゃあ、行こぉー」



と言われ、結局おばけ屋敷の列に...