私は息をするのを忘れるぐらいに、物音がする木を見つめていた。 「雛野?」 物音がする方向から私の名前が聞こえる。 恐る恐る近寄ってみる。 近寄ってみると、人影が見えた。 そこにいたのは 「翔太!?」 ―黒川翔太― うちのクラスの学級委員。みんなに優しくて、みんなから好かれるタイプ。私の幼馴染み。