「璃裡ちゃんもっ。自己紹介♪」

「あ、うん。」

あたしは、すぅはぁ、と深呼吸して

「寅軌璃裡です。よろしく。」

「おうっ、よろしく。俺らのことは、下の名前で呼んでくれていーから。」

「う、うん。」

「よろしく、璃裡っ。」

い、いきなり下の名前!?

わー・・・

なんかフレンドリーだなぁ・・。

「璃裡。一緒にメシ食おうね?」

「うん。」

お昼ご飯の相手まで決まっちゃった・・・。

「俺らと食うんだし。何勝手に誘ってんだよ、成希。」

「わりー〔笑〕」

「ったく・・・。やってらんねー。」

「お?俺だけじゃないみてーだぜ?」

あたしは、その時

稜弥君にお昼に誘われていた。

「稜弥!!」

「・・・んだよ。」

「お前誘ってんじゃねーっての!」

「・・・いーだろ、別に。」

翔人君とは、ちょっと違うけど・・・

無愛想なのに、ちょっと積極的。

「・・・璃裡、俺と食べよーぜ?」

「え、ええと・・・。」

いいんだけど・・

周りの目がちょっとぉ・・・。

「「「「「璃裡は俺達〔あたし達〕と食べんの!!」」」」」

「・・・ちっ。」

し、舌打ち思いっきり聞こえてますよー?