「あっ、そういえば・・・。」

「・・・どうした?」

「あのね、お母さんがね。今夜花火大会があるって言ってたの。」

「・・・行きてぇの?」

「翔人がいいなら・・・。行きたい・・かな。」

「・・・いいよ、行くか。」

「ありがと♪」

あたしは、少しだけ上目遣いで

〔翔人、背ぇ高いんだもん〕

翔人に笑いかけた。

「・・・。」

「ほぇ・・?どうしたの?」

「・・・お前、可愛いな。」

「っ!?どうしたのっいきなり。」

いきなりこんなこと言われたら

流石に照れるよー・・///

もう“友達”じゃなくて

“彼氏”なんだし///

「・・・笑った顔、すっげぇ好み。」

「あ、ありがと・・・///?」

ポンポン、とあたしの頭を撫でる翔人の顔は

優しい笑顔で。

思わず、吸い込まれそうになった。

・・・こんな顔もするんだなぁ・・。