次の日。

あたし達は全員、あたしの家にいた。

今日から夏休み。

皆学校に行くわけでもないわけで

あたしの家に泊まりっぱなしだ。

昨日は、翔人君に

『もう1回きて?』

なんて言ったけど・・・

本当は、もう気持ちは決まってるし

皆帰ることなんかなさそうだし〔笑〕



「璃裡ー、俺1回帰って荷物持ってくるわー。」

「ほぇ?なんで荷物?」

「しばらくはここに泊まるし。」

「はぁ・・。わかった、いいよ。」

お母さんもノリノリだし

あたしの部屋は何気に広いし。

ま、支障はないしね〔笑〕

「他の皆は?」

「俺とおんなじ。」

「ふーん、そっか。」

「なんと、あの翔人まで。珍しいよなぁ・・・。」

和弥君は、宙を見ながら呟いていた。