「ちょ、6人って・・・。」

「「もちろん、俺達5人+璃裡♪」」

「そ、そんなのダメに決まってんでしょ!?」

「翔人とは、一緒に寝たのに?」

「う”っ・・・。」

確かに寝たけどさぁ・・

あれは、仕方なかったじゃん・・・。

まだ根に持ってるの?

「こら、璃裡が困ってんぞ。」

「「だってだってぇー。」」

裕樹君と成希君は、ニッコニコしながら

和弥君に近寄っていく。

そして、

“和弥は璃裡と一緒に寝たくないのかよ?”

と、囁いた。

「・・・。やっぱ6人で寝るか。」

「「そうこなくっちゃ。」」

うー・・・。

心変わり、早すぎ。

「「・・・璃裡、心配すんな。」」

「ほぇ?」

「・・・なんかあったら俺が守るから。」

「・・何でも言えって。」

や、優しいっ・・・。

稜弥君と、翔人君には

助けてもらいっぱなしだなぁ・・。

「「「お前ら、抜け駆けすんなっ!!」」」

「・・・してねーし。」

「・・親切にしただけだし。」

大人すぎる反応に、少しだけ尊敬。

と、いつもすぎるパターンに

笑いがこみ上げてくる。