「2人共、ちょっと目ぇ瞑ってて?」

「「ん・・?何するつもりだよ。」」

「何でもいいから。早く。」

あたしは、2人が目を瞑ったのを確認して

傷跡をぺろりと舐めた。

裕樹君も成希君も、少しだけ痛そうな顔をしていた。

「「・・・お前、何した?」」

「傷のしょーどく。悪化したら大変でしょ?」

「「・・・///」」

真っ赤になって、俯いてしまう。

「もー・・。赤くなんないでよぉ・・・。」

「でもお前さぁ・・・。」

「アレは、反則だろ・・。」

照れているのかなんなのか、恥ずかしそうに俯いてしまう

2人。

「・・・あ、あたしが1番、照れてんだからねっ・・///」

「「っ・・・。」」

やったあたしのほうが、恥ずかしいに決まってんでしょ!

それなのに、あんな反応されちゃあ

隠してたのに、真っ赤になっちゃう!///

「璃裡可愛いー♪」

「和弥君っ・・。やめてよもぉ・・。」

「顔隠すなってぇ。可愛いなぁマジで。」

「きゃっ・・。もー・・、恥ずかしいってばぁ・・。」

イチャイチャイチャイチャ・・・

住宅街の真ん中で、

イケメン5人と、女の子1人が

イチャイチャ。

目立たない・・・わけがない。

「り、璃裡!?」

「お、お母さん!?」

「あんた、こんな道の真ん中で何やってんの!?」

「こ、これはその・・・。」

あっちゃあー・・

なんでこんなとこで、お母さんと会うかなぁ・・。

「「「俺達、璃裡の友達ですっ♪っというより、彼氏候補です♪」」」

「あ、あら・・・。イケメンさんばっかりねぇ。」

「「「ありがとうございますっ。」」」

な、なにを勝手に・・・

てか、彼氏候補って何!?