そんなこんなで授業が始まって。

美瑠ちゃん達は、チャイム鳴って先生入ってくるまで

ずっと騒ぎっぱなしだった。

「えっと・・。今日は明日から始まる、夏休みについてです。」

「「「っしゃ!夏休みきたーーーーっ!」」」

「はいはい、テンション抑えてねぇ。」

先生、なれてるなぁ・・・。

和弥君も、裕樹君も、成希君も

そうとう楽しみにしてるみたい。

「遊ぶのはいいけど、羽目を外しすぎないようにお願いしますよ。」

「わかってますって。」

「「そーそ♪」」

あはは・・・。ノリノリだなぁ・・・。

当たり前だよね、明日から夏休みだもん。

「璃裡っ!今日お前んち行ってもいいか?」

「な、なんであたしの家?」

「なんとなく、見に行きたいから。」

「べ、別にいいけど・・・。」

お母さん驚くだろうなぁ・・。

こんなにいっぱい、かっこいい子連れて行ったら。

「和弥~?お前何璃裡誘ってんだよ。」

「ひ、裕樹っ・・・。」

「「とーぜん俺達も行くし♪」」

「「・・・決まりだな。」」

・・・すっごいコンビネーション。

でも、あたしの家

そんなに人泊めれるっけ?

「「璃裡ちゃんち、あたし達も行きたーい♪」」

「美瑠ちゃん、苺ちゃん。」

「お前らはこなくていーし。」

「「和弥は黙ってなさいよ!」」

「うっせー!璃裡をちょっとは見習えや!」

「「黙れ黙れーーーっ!」」

ん?あたし?

なんで?

「もうちょっとだから!話聞いてください!」

先生も、大声だ〔笑〕

でも、そんなこと

2人〔口げんかしてる、和弥君と美瑠ちゃん〕には

きこえてるはずもない。