それからあたしは

のぼせそうになるまでお風呂にいて

急いで上がった。

現在の時刻、0:00.

「もう夜中だねぇー。」

「ベッド、2つしかねーけど。寝るとこどうすんだ?」

ふと発した和弥君の言葉に

あたしは同意した。

「確かに、ダブルベッド2つじゃ、皆寝れないよね。」

「広さ的にも、限界だろ。」

寝れても、4人くらい?

無理したら、1つのベッドに3人までは寝れるかなぁ・・?

と、まぁ。そんな感じ。

「璃裡はベッドで決まりだろ?」

「「璃裡とヤるつもり?」」

「そ、そうじゃねーって!女の子をソファなんかで寝せるわけにはいかねーだろ?」

「「なるほどねぇ。」」

相変わらず、息ぴったりな2人

裕樹君と、成希君。

いっつもぴったりくっついてて

仲のいい兄弟みたい〔笑〕

「「俺達、ベッドで寝てもいー?」」

「なんでだよ。」

「「2人だし、丁度いいじゃん。」」

確かに。

それはその通りかも。

「でもよ、他の奴らはどうすんだ?」

「どっちみちさぁ、璃裡と寝れる奴が1人はでるよな。」

「そーしねーと、寝るとこたりねーし?」

裕樹君と成希君は、ニヤリと笑って

顔を見合わせた。

「んじゃあ、俺が寝るー。」

「「お前は絶対ダメだろ!」」

「んでだよ。」

「「エロガッパだから!」」

うーん。あたしは和弥君でもいいのに・・・。

皆が納得してくれないからなぁ・・・。

「・・・俺が寝る。」

「しょ、翔人君?」

「・・俺なら、問題ねーだろ。」

「「「「うーーーーーん・・・。」」」」

それを聞いた和弥君達は

唸り声を上げてしまった。