「流石に、こっから戻んのは危険だよな。」

「もーホテル入る?」

「部屋割りどうすんの?」

「・・・皆一緒でいいだろ。」

「「「「ダメだろ!!」」」」

「ダメなの?」

「「「「えっ?」」」」

いいじゃん、安くつくんだし。

「璃裡がいいんなら俺らは問題ねーけど。」

「あたしは大丈夫だよ?」

「「んならおんなじ部屋決定ー♪」」

「マジかよ・・・。」

「・・・お前、ホントにへーきなのか?」

「う、うん。」

「・・・俺が見とくから。安心しろ。」

「ありがと。」

あたしは、抱き上げてくれている翔人君に

下りるからいいよ、と言ったのに

下ろしてくれないまま、ホテルの中へ。

「ここ、もしかして・・・。」

「「おい和弥!ここラブホだろーが!」」

「部屋広かったんだよ。いーだろーが。」

「「よくないわ!!」」

ら、ラブホ?

ここ、ラブホ街だったんだ・・・。