その頃、病室では。

「ね、りーちゃんってさぁ。」

「な、何?」

「モデルとかやってたりする?」

「な、なんで知ってるの!?」

「へへー。それはねぇー。」

と、こんな感じで

日本語にもなれた、奏と

あたしと翔人が揃っていた。


もうこの面子は当たり前になってて

奏も大分、翔人になれたらしい。

軽口きけるくらいには、なっていた。