「はぁ・・・。」

璃裡達がいなくなってから、3日というときが経った。

空は青くて

涼しい風が、俺らの身体を包む。

大分過ごしやすくなった、というのが

俺の感想だが・・・。

「はぁ・・・。」

俺はもちろん、周りの奴らの口からも

溜め息のみがむなしく漏れていた。




「稜弥ぁー。そろそろ迎えにいこーぜー?」

「「俺ら、まじ限界だってー。」」

「あたしももう無理だよーっ。」

璃裡の存在〔翔人も〕は、意外にも大きかったらしい。

璃裡は当たり前として

翔人が意外だ。

でも、あいつがいねーと、ツッコミが成立しねーから

いまいちなんか・・・

こう、変な感じがするんだよなぁ。




「・・・迎えに行くか。」

「「「おう!」」」

「うん!」

俺たちにだって

学校を休んだって、手に入れたいものが

あるんだ。