「じゃ、じゃぁ・・・。」

「へへ、わかった?あたしね、りーちゃんがきてくれたら、絶対一緒に日本に帰ろうと思ってたんだ♪」

「い、一緒に帰れるのっ・・?ほんとっ・・?」

「うん、今までずっと会えなかった分、一緒に生活したかったから。」

お母さんにおねだりしちゃった♪

と、小悪魔めいた表情でベロを出す。

「それでね、りーちゃんに1コ、お願いがあるんだ。」

「な、何・・?」

「りーちゃんのおうちに、住まわせてほしいの!ダメ?」

小首をかしげて、奏はあたしを見つめた。

あたしは当たり前のように

「ダメじゃないに決まってる!」

と、笑った。




「だから、これからよろしくね。りーちゃん。そして、翔人君。」

「うん、よろしく。ちなみに、あたしの家、今人いっぱいいるから。」

「へ?お母さんとりーちゃんだけじゃないの?」

「うん。あたしと、お母さんはもちろん。あと・・翔人と、その妹の優ちゃんと後・・・。」

あたしは、今あたしの家にいる

全員の名前を挙げた。