帰国子女の逆ハーライフ♪

「・・・ね、なんで怒ってるのー?」

「・・・わかんねぇ?」

「うん。」

こくり、と頷く。

だって、あたし翔人を怒らすことなんか

したっけ?

「・・・せっかく一緒に帰ってきたのに、お前はすぐ優のとこいっちまうし。俺のこと完全無視だし・・・。」

「え?も、もしかして・・・。嫉妬?」

「・・・悪いかよ。」

ぷいっと顔を背けたかと思ったら

あたしの方に向き直って、とんっと肩を押した。



「きゃっ・・・!」

ぼふっとベッドに仰向けに倒れてしまう。

「ちょっ・・・。翔人っ・・・?」

「・・・お前さぁ、無防備すぎ。そこも可愛いけど。」

「にゃっ///」

あたしの顔のすぐそばに

覆いかぶさった翔人の顔がある。