帰国子女の逆ハーライフ♪

「だいじょぶだよ。多分、和弥君は優ちゃんのことがすごく大切だから、触れられないんだと思う。」

「ほ、ほんとにっ・・・?」

「うん、ホント。だから、そんなに心配しなくてもいいんじゃないかな?」

「そ、そっか。ありがと、璃裡姉。」

ほっと胸をなでおろした、優ちゃん。

可愛いなぁ・・・



「おーい、優ー。」

「っ、か、和弥?」

「何こもってんだー?買い物、行くんだろー?」

「あ、うんっ。」

はは・・・

デートの約束、してるのね。

まったく・・・。

青春なんだから・・・。

「じゃ、またねっ。相談のってくれて、ありがとっ。」

「どういたしまして。」


あたしは、優ちゃんを

笑顔で手を振って、送り出した。


「ほんとにお姉ちゃんみたい。」

1人になった、部屋で

ぽつりと呟くのだった。