「・・・だから。そんなに緊張すんな。」

そう言って、翔人は

ぽんっとあたしの頭に手を置いた。

「ありがと。緊張してるって、わかってたんだ。」

「・・・たりめーだろ。お前のことならなんでもわかる。」

「そ、そっか///」

ぶっきらぼうなのに、優しくて

あたしの不安とか、悩みとか

なんでも受け止めてくれる。

そんな翔人だから、大好きなんだ。

・・・本人にはいえないけど///



「ふー。ラブラブねぇ。秋だってのに、あっついわ。」

「もうっ、やめてってば。」

「まぁいいことじゃないの?」

美瑠ちゃんは、そんなこといいながら

「幸せそうでなにより。」

と、笑ってくれた。


なんてあたしは

いい空間に、恵まれてるんだろう。

優しい友達がいて

わかってくれる、か、彼氏がいて///

これ以上

何かを求めるなんて、贅沢よね。