「ごめんって。そんなに怒んないでー?」

「和弥もっ。気をつけるからさぁ。」

あたし達は、急いでなだめにはいった。

心配してくれるのは嬉しいんだけど

心配性なところもあるから。


「これから暗くなるのも早いんだしさぁ。」

「・・・外出歩くなよな。」

翔人はあたしの手を、

和弥君は優ちゃんの手を引っぱって

来た道を戻ろうとしてくる。

「「もー。らぶらぶだねぇー。」」

後ろからそんな声がかかるけど

2人共聞いてないみたい。


「かえっぞ。」

「・・・疲れてんだろ?熱っぽいぞ。」


翔人は、なんか勘違いしてるっぽい。

あたしの手熱いのは、熱でてるからじゃなくて

翔人がかっこよすぎで

恥ずかしいから///


こうして、微妙な形で

あたし達の遊びの予定は、終わったのだった。