「あ、それ?あたしの友達が読者モデルで頼まれたの。」

「い、今もやってるの!?」

「うん。もう仕事になっちゃったし。」

「すっごーっ!」

美瑠ちゃんは、苺ちゃんまで呼んできて

2人できゃっきゃしている。

「その隣のさ、優ちゃん。めっちゃ可愛い///」

「苺ちゃん、優ちゃんのファン?」

「めっちゃファン♪可愛いよねー///」

きゃー///っと顔を真っ赤にして

雑誌をぎゅっと抱きしめていた。

・・・すっご・・。

こんな近くにファンが・・・。

世間は狭いものだ。




「あ、そういえばさぁ。」

「んー?」

「璃裡ってピアノとか弾けたりする?」

「ま、まぁ。一応は。」

「「よかったぁ。」」

苺ちゃんと、美瑠ちゃんは

ふうっと息を吐いていた。